Q&A

債務整理は家族や会社に内緒でできるの?誰にもバレずに債務整理する方法はあるの?

カリタ君
バンク先生、債務整理すると借金が減額されたり、毎月の返済負担が減ったり、資金繰りが改善するのはよく分かりました。
債務整理したいとは思うんですが、家族や会社にはバレないように手続きってできるんですか?
出来れば、家族や会社には内緒でしたいんです。
そうだね、お金の悩みは周りには知られたくないよね。
バンク先生
カリタ君
家族に内緒で借入していたので、家庭を円満にしていくためにも、あまり心配けかたくないんです。
また、会社にバレてしまうと信用を失ってしまいそうで不安なんです。
では、安心して債務整理できるように、周りに知られずに債務整理できるかどうかみていこうか。
バンク先生

 

任意整理であれば家族や会社に内緒で債務整理することもできる

債務整理の1つ、任意整理であれば家族や会社に内緒で債務整理することが出来きます。

任意整理は、弁護士や司法書士が債権者(業者)との間に入って『返済額の見直し』や『利息カット(免除)』などの交渉をすることです。

弁護士や司法書士が債権者(業者)との間に入ってくれるので、債権者から直接連絡が来ることがなくなり、家族や会社にバレにくくなります。

自己破産や個人再生を行うと官報に氏名・住所が記載されます。一方、任意整理の場合、官報には氏名・住所は記載されません。

官報とは国が出している新聞のようなものです。

基本的に、官報を読んでいる一般の人はいないですし、毎日数百名の人が記載されるので、その中から特定の個人を探し出すことは困難なので、官報から家族や会社にバレることは少ないでしょう。

 

自己破産や個人再生は家族にバレる可能性が高い

自己破産や個人再生は、なぜ家族にバレる可能性が高いのでしょうか?

その理由をみていきましょう。

  • 本人が裁判所に出頭する場合があるので、家族に不審に思われる。
  • 裁判所から書類が送られてくる可能性がある。
  • 配偶者の通帳や源泉徴収票などが必要な場合がある。
  • 自動車のローンが残っていれば、車がローン会社に引き上げられる。

 

本人が裁判所に出頭する場合があるので、家族に不審に思われる。

自己破産・個人再生の場合、裁判所を介して手続きを行うので、裁判所に出頭することもあります。

その際、家族に不審に思われる可能性があるでしょう。

 

裁判所から書類が送られてくる可能性がある。

裁判所を介した手続きになるため、裁判所から書類が送られてきます。

そのため、家族の目に触れる可能性があります。

ただし、弁護士や司法書士へ手続きを依頼することで、裁判所からの書類は弁護士や司法書士の事務所へ送付するようにできるので、家族の目に触れないように対処することが出来ます。

 

配偶者の通帳や源泉徴収票などが必要な場合がある

自己破産や個人再生の場合、配偶者の源泉徴収票など収入を調べられるため家族にバレてしまうでしょう。

 

任意整理の場合、家族にバレる可能性は低い

一方、任意整理の場合はどうでしょう。

  • 任意整理は裁判所を介さないので出頭する必要がない。
  • 配偶者の通帳や源泉徴収票などは必要ない。
  • 自動車のローンを整理対象から外すことで、車の回収を防ぐことが出来る。
  • 住宅ローンを整理対象から外すことで、住宅(自宅)の回収を外すことが出来る。

任意整理の場合、家族にバレるポイントがおさえられているのでバレる可能性は非常に低いのです。

 

任意整理は裁判所を介さない手続き

任意整理は裁判所を介さず、直接債権者と交渉します。

また、自己破産や個人再生のように裁判所に提出する書類(配偶者の収入を証明する書類)が必要ありません。

つまり、手続きに家族を巻き込むことはなく、バレる可能性が少ないのです。

 

任意整理は対象とするローンを選ぶことができる

任意整理の場合、整理対象とするローンを選ぶことが出来ます。

つまり、自動車のローンや住宅ローンをなどを整理対象から外すことで、自動車や住宅を引き上げられることを防ぐことが出来るため家族にバレる可能性が低いのです。

 

任意整理でもバレる可能性がある

バレる可能性が低い任意整理ですが、そんな任意整理でも下記のような場合バレてしまうでしょう。

  • 家族に保証人がいる。※保証人に対して請求がいくため。
  • ローンの申込をしたとき。
  • クレジットカードの更新時。
  • 任意整理の和解後に延滞したとき。

 

家族に保証人がいる

ローンの保証人が家族だった場合。

保証人に対して請求が行くので、その際バレてしまいます。

 

ローンの申込をしたとき

ローンやクレジットカードの申込をしても、ブラックリストに載っているため、審査に通りません。

そのため、住宅や車の購入時にローンが通らず、バレてしまう可能性があります。

 

クレジットカードの更新時

ローンと同じく、クレジットカードの更新もできません。

 

任意整理の和解後に延滞したとき

任意整理の和解後に延滞すると、返済する意思がないとみなされ、借金の残額を一括請求されたり差し押さえを受けたりします。

その場合、家族にバレてしまう可能性があります。

 

家族に内緒で任意整理する際の注意点

では、家族に内緒で任意整理する際の注意点についてみていきましょう。

  • 専門家(司法書士や弁護士)に相談する。
  • 専門家に依頼する際に、家族に秘密であることをきちんと伝える。
  • 任意整理後の延滞は絶対しない。

上記のポイントをおさえれば基本的に家族に内緒で任意整理を行うことが出来ます。

 

専門家(司法書士や弁護士)に相談する

任意整理を行う際は、必ず専門家(司法書士や弁護士)に依頼しましょう。

任意整理は自分で行うこともできますが、下記のようなデメリットがあります。

  • 貸金業者からの連絡が自分宛(自宅)にくる。
  • 交渉に慣れておらず、和解できない可能性がある。

自分で任意整理をしようとすると、家族にバレる可能性がありますし、任意整理自体うまくいかない可能性が高いです。

法律の専門家である、司法書士や弁護士に相談するようにしましょう。

 

専門家に依頼する際に、家族に秘密であることをきちんと伝える

専門家へ任意整理の相談を行う際は、家族に秘密であることをきちんと伝えましょう。

司法書士や弁護士は任意整理のプロでありこのような相談にも慣れています。

「連絡方法をどうするか」「書類の郵送は大丈夫か」「郵送物の依頼人の宛名(事務所名を載せるか)はどうするか」など、細かい点まで相談することが出来ます

家族にバレる心配をせず、安心して相談することができますね。

 

任意整理後の延滞は絶対しない

任意整理の手続きが終わって一安心ですが、任意整理後も注意が必要です。

それは、任意整理後の延滞です。

これは絶対やっていはいけません。

任意整理の際に「和解契約書」を貸金業者と結びます。

和解契約書には、返済が滞った際に「一括返済請求」「損害賠償請求」の条件が付けられています。

せっかく、家族に内緒で任意整理できたとしても、延滞したことでバレてしまうでしょう。

 

1人で悩んで苦しい思いをするなら、専門家に一度相談を

借金問題は1人で悩むのが、一番よくありません。

債務整理の方法も任意整理、自己破産、個人再生など複数あり、どの方法がベストなのか自分では判断できないと思います。

1人で悩んで、問題を抱え込んでも、時間ばかりが過ぎていって何も解決できないでしょう。

債務整理することで借金問題を解決して、笑顔になった方をたくさんみてきました。

相談するまでは、かなり勇気がいると思います。

でも、借金問題が解決した後の生活を想像してみて下さい。

明るい未来はすぐそこにあります。

借金問題を解決して、明るい未来をつかみ取りましょう。

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